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京都の紅葉 

京都府に訪れる観光客がもっとも増えるのは、梅や桜が咲き乱れる春でも、緑豊かな光景に目が休まる夏でも、純白の雪が舞う冬でもありません。
紅葉が色鮮やかに染め上げる秋です。
京都府の最大の見所は、秋の紅葉にあるといっても過言ではないということですね。

京都府の紅葉が何故これほどまでに愛されるかというと、その理由はいくつもあります。
まず、純粋に紅葉の美しい風景が数多く見られるからです。
京都の観光名所は、良くも悪くも年配者向け、と言われています。

実際、修学旅行に訪れた子供たちは、お寺めぐりよりも遊園地とかショッピングセンターのほうに興味を持つことが多いですね。
しかし、それでも尚修学旅行の行き先に京都が選ばれるのは、それだけ自然を堪能する場所に困らず、ひとつの場所に毎年行かなくてはならないというケースを防ぐことができるからでしょう。

また、建築物の相性もあります。
通常、紅葉というと、田舎の山であったり、公園であったりといったところで見ることができますよね。
実際、山一面紅葉という風景は、とても雄大で美しく、幻想的な雰囲気をかもし出しています。
公園も、身近な場所の彩りが劇的に変化するというギャップがとても楽しめます。

ただ、これらと比較し、京都府の紅葉は別格に美しく感じます。
それは、建造物との融合です。
和を基調とした建物と紅葉との組み合わせは、日本人の遺伝子に感動を与えます。
言ってみれば、日本人特有のツボといったところでしょうか。
これが、京都の紅葉が愛される一番の理由かもしれません。



特選!冬の温泉めぐり

金閣寺 


京都府と言って、真っ先に何を思い浮かべるかというアンケートは、テレビや雑誌で毎年のように行われています。
生八つ橋や千枚漬などといった食べ物関係が強い一方、たいていのアンケートで1位争いを演じているのが、金閣寺です。

金閣寺は「鹿苑寺」の一部で、足利義満によって建てられた、日本で最も有名な寺院です。
1994年には世界遺産に登録され、京都府のみならず、あるいは日本のみならず、世界を代表する歴史的建造物として、その名を知らしめています。
当然、京都府を訪れる観光客のほとんどが、この金閣寺を身に来ることでしょう。
堀と木々に囲まれたその金色の金閣舎利殿を見るだけで、まるで御伽噺の中に入り込んだかのような非日常を味わうことができます。

そんな金閣寺は、秋になると周りの木々が紅葉に染まることから、とてつもなく色鮮やかな風景になります。
金色と暖色のコントラストは、どちらの色も強調され、それでいて下品に見える事もなく、まさに日本が世界に誇る最高の風景と言えます。
この紅葉を見ずして日本を語るなかれ、といったところでしょうか。

しかし実際は、日本人以上に外国人観光客が熱心な視線を送るようで、金閣寺にはいつも外国の方が見物に訪れています。
世界遺産になったこともそうですが、この金で染められた建造物と、日本の美の象徴とも言える紅葉のコラボレーションは、彼らに日本特有のインスピレーションを与えるのでしょう。
実際に済んでいる私たちよりも、彼らのほうが魅力を感じるとしても、不思議ではないことです。


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